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ボニー・レイットをはじめ、リタ・クーリッジやリンダ・ロンシュタットなど多くの女性シンガーに取り上げられた「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」をエリック・カズと共作、ドナルド・フェイゲンのパートナーとしても知られるリビー・タイタス(1947年ウッドストック生まれ)。キャピトル傘下ホット・ビスケットからリリースされたファースト(68年)が待望の再発。プロデュースを手がけたゲイリー・クラインは、ブリル・ビルディングのスタッフ・ライター、また出版プロデューサー(ティム・ハーディン、ラヴィン・スプーンフル、アラン・ゴードン&ゲイリー・ボナー)であるチャールズ・コッペルマン&ドン・ルービンのプロダクション・チーム<コッペルマン=ルービン・アソシエイツ>の一員だった。[1](ポール・サイモン)、[2](レノン&マッカートニー)、[3](ゴードン&ボナー/ペトラ・クラーク67年のシングル曲)、[4](ジョン・B・セバスチャン)、[5](ジョン・B・セバスチャン~ティム・ハーディン)、[6](ジョニ・ミッチェル)、[7](レノン&マッカートニー)、[8](ジョン・B・セバスチャン)、[9](バリー&ロビン・ギヴ)、[10](レノン&マッカートニー)、[11](ティム・ハーディン)などすべてカヴァーながら、オリジナルの良さを最大限に引き出すべく、オーケストラをバックに敢えてよけいなアレンジを加えず、そのピュアな表現が、豪華な音楽的趣向をほどこしたフィル・ラモーン制作によるセカンド(77年リリース/タイトルは同じ『リビー・タイタス』)とはひと味違った、独自の美的空間を演出している。76年のタイガー・リリー盤はファーストの再発。